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流動資産と流動負債の比率(流動比率)が高いとどうなる?当座比率との違いは?定義や計算方法までわかりやすく解説

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流動比率が高いとどうなる?

企業経営や個人事業主にとって資金繰りは非常に重要です。

しかし、資金繰りの良し悪しは一体何に左右されるのでしょうか?

この記事では、流動資産と流動負債の比率が資金繰りに与える影響についてわかりやすく解説します。

さらに、資金繰りを改善する方法や、事業の安定や拡大を目指すアプローチについても紹介します。専門知識がゼロでも理解できるよう、分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

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目次

1. 資金繰りの基本と重要性

1.1 資金繰りの概念

資金繰りとは、企業が日々の経営活動を通じて受け取る資金(収入)と支払う資金(支出)の流れを管理することです。資金繰りがスムーズであると、企業は経営に必要な資金を確保しやすくなります。つまり、資金繰りは事業の安定・拡大に直結するのです。

1.2 資金繰りの良し悪しの判断方法

資金繰りの良し悪しを判断する方法は以下の通りです。

  • 財務指標を用いる(流動比率・当座比率など)
  • 売上高や利益率の推移を確認する
  • 期間ごとの収益性を比較する

これらの方法について、財務指標は企業の健全性を示す数値で、流動比率や当座比率は資金繰りに大きな影響を与える指標です。

売上高や利益率の推移を確認することで、企業の成長性や収益性が把握できます。また、期間ごとの収益性を比較することで、経営状況の変化を把握できます。

1.3 資金繰り改善の手法

資金繰りを改善する方法は以下の通りです。

  • 在庫管理の改善
  • 売掛金回収の改善
  • 債務の返済計画と短期負債の管理
  • ファクタリングを活用した資金調達

在庫管理の改善によって、在庫の資金が適切に運用され、資金繰りが改善されます。売掛金回収の改善は、早期に売掛金を現金化することで資金繰りにプラスの影響を与えます。

債務の返済計画と短期負債の管理は、借入金の返済を適切に行い、資金繰りに悪影響を与えないようにすることが重要です。

また、ファクタリングを活用することで、売掛金を現金化し、資金繰りを改善することができます。筆者個人としては、ファクタリングが最も迅速かつ低リスクで実行可能な資金繰り改善方法だと考えています。

ただし、ファクタリングは「売掛金の売却」による資金調達方法なので、売掛金が発生しないビジネスモデルの場合はビジネスローンなどで備えるのが次にオススメです。

2. 流動資産と流動負債の定義と違い

2.1 流動資産の概要と特徴

流動資産とは、1年以内に現金化される見込みのある資産のことです。

流動資産に含まれる勘定項目は以下のようなものが挙げられます。

  • 現金
  • 普通預金
  • 売掛金
  • 受取手形
  • 営業債権
  • 未収金
  • 売買を目的とした有価証券
  • 1年以内に回収予定の債権など
  • 棚卸資産
  • 立替金

2.2 流動負債の概要と特徴

流動負債とは、1年以内に支払われる見込みのある負債のことです。

以下は、流動負債の主な勘定項目です。

  • 買掛金
  • 未払金
  • 前受金
  • 引当金
  • 支払手形
  • 未払費用
  • 前受収益
  • 資産除去債務のうち、一年内に履行されると認められるもの
  • その他の負債であって、一年内に支払われ、又は返済されると認められるもの
  • ファイナンス・リース取引におけるリース債務のうち、一年内に期限が到来するもの
  • 通常の取引に関連して発生する未払金又は預り金で一般の取引慣行として発生後短期間に支払われるもの

買掛金や借入金など、将来支払わなければならない負債は、「流動負債」と「固定負債」の2つに分類されます。分類基準は大まかに言うと支払期日までの期間によって決まります。「流動負債」は、1年以内に支払わなければならないものを指します。

なお、企業の貸借対照表では、「流動負債」は右側の「負債」の項目に記載されます。この項目、流動性の高いものから順に記載するのが原則だと覚えておくと良いでしょう。流動負債は「負債」の中で最初の項目ということは、もっとも流動性が高いと言えます。

2.3 企業の財務状況への影響

流動資産と流動負債のバランスは、企業の財務状況や資金繰りに大きく影響します。流動資産が流動負債を上回っている場合、資金繰りが良好であると判断されます。逆に、流動負債が流動資産を上回っている場合、資金繰りが悪化し、企業の経営が危機的状況に陥る可能性があります。

3. 流動比率・当座比率の意味と計算方法

3.1 流動比率の定義と計算方法

流動比率とは、企業が短期間で支払いを行う能力を示す指標です。流動比率が高いほど、短期的な負債に対する支払い能力が高いと判断されます。流動比率の計算方法は以下の通りです。

流動比率 = (流動資産 / 流動負債) × 100

例えば、流動資産が1,000万円、流動負債が500万円の場合、流動比率は以下のように計算されます。

流動比率 = (1,000万円 / 500万円) × 100 = 200%

これは、企業が短期間で支払いを行う能力が十分にあることを示しています。

3.2 当座資産の概要

このあと「当座比率」という言葉が出てきます。この言葉の説明において「当座資産」という言葉が出てきますので前もって解説しておきます。

流動資産のうち、「現金」または「短期間で容易に現金化できる資産」のことを当座資産と呼びます。当座資産に含まれる勘定科目には、次のようなものがあります。

  • 現金
  • 普通預金
  • 売掛金
  • 受取手形
  • 営業債権
  • 未収金
  • 売買を目的とした有価証券
  • 1年以内に回収予定の債権など

ほぼ流動資産と同じだと感じるかもしれないですが、その直感は正しいです。

勘定科目流動資産当座資産
現金
普通預金
売掛金
受取手形
営業債権
未収金
売買を目的とした有価証券
1年以内に回収予定の債権など
棚卸資産
立替金

以上のようにほぼ共通しています。この差を使って、当座比率を計算します。

3.3 当座比率の定義と計算方法

当座比率とは、現金や売掛金など、すぐに現金化できる資産が短期的な負債に対してどれだけ充足しているかを示す指標です。当座比率が高いほど、短期的な負債に対する支払い能力が高いと判断されます。当座比率の計算方法は以下の通りです。

当座比率 = 当座資産 / 流動負債 × 100

例えば、流動資産が1,000万円、立替金が300万円、流動負債が500万円の場合、当座比率は以下のように計算されます。

当座比率 = (1,000万円 – 300万円) / 500万円 × 100 = 140%

これは、企業が短期間で支払いを行う能力が十分にあることを示しています。

3.4 資金繰りへの影響と適切な比率の範囲

流動比率と当座比率は、資金繰りに大きな影響を与える指標です。適切な比率の範囲は業種や企業規模によって異なりますが、一般的に流動比率は100%以上、当座比率は80%以上であれば、資金繰りが良好であるとされます。

4. 資金繰りを改善する方法

4.1 在庫管理の改善

在庫管理の改善によって、在庫の資金が適切に運用され、資金繰りが改善されます。具体的な方法としては、在庫の最適化や在庫の回転率を高めることが挙げられます。

4.2 売掛金回収の改善

売掛金回収の改善は、早期に売掛金を現金化することで資金繰りにプラスの影響を与えます。具体的な方法

としては、支払い期限の短縮やリマインダーの送付、インセンティブを設定することが挙げられます。

4.3 債務の返済計画と短期負債の管理

債務の返済計画と短期負債の管理は、借入金の返済を適切に行い、資金繰りに悪影響を与えないようにすることが重要です。具体的な方法としては、返済計画の策定やリスケジューリング(返済期限の延長)、長期負債への切り替えが挙げられます。

4.4 ファクタリングを活用した資金繰り改善

ファクタリングとは、売掛金を第三者に売却して現金化することです。ファクタリングを活用することで、売掛金を早期に現金化し、資金繰りを改善することができます。

5. 企業経営や個人事業主の視点での資金繰り管理

5.1 財務状況の把握方法

企業経営者や個人事業主は、以下の方法で財務状況を把握し、資金繰りを管理することが重要です。

  • 財務諸表の分析(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書など)
  • 財務指標の分析(流動比率、当座比率、利益率など)

5.2 資金繰りの効果的な管理手法

資金繰りを効果的に管理するためには、以下の手法があります。

  • 現金予算の策定
  • 資金繰り表の作成と分析
  • キャッシュフロー予測の実施

5.3 事業の安定や拡大に向けたアプローチ

事業の安定や拡大を目指すためには、資金繰りの改善や財務状況の向上が重要です。具体的なアプローチとしては、以下が挙

げられます。

  • 収益性の高い事業への投資
  • コスト削減
  • 効率的な運用資金管理
  • 適切な資金調達:事業の拡大に伴い、資金調達が必要となる場合があります。資金調達の方法としては、銀行融資、エンジェル投資、ベンチャーキャピタル、クラウドファンディングなどがあります。適切な資金調達方法を選ぶことで、資金繰りを維持しながら事業拡大を図ることができます。

収益性の高い事業に資源を集中させることで、利益を増やし、資金繰りを改善することができます。また、無駄な経費を削減して利益率を向上させることで、資金繰りが改善されます。このあたりは、多くの方が「もうやっているよ」と感じるポイントかもしれません。

これらのアプローチを通じて、資金繰りを改善し、事業の安定や拡大を実現することが可能です。また、経営者や個人事業主は、自身の事業に適したアプローチを選択し、資金繰りの管理に努めることが重要です。

まとめ

資金繰りは企業経営において非常に重要な要素であり、流動資産と流動負債のバランスがその良し悪しを左右します。

流動比率や当座比率を活用して資金繰りの状況を把握し、適切な管理手法やアプローチを実施することで、事業の安定や拡大を目指すことができます。

経営者や個人事業主は、資金繰りを常に意識し、適切な管理を行うことが求められます。本記事が、資金繰りの重要性や管理方法についての理解~事業の成功につながれば幸いです。


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