フリマサイトやオークションなどの普及で、個人間で見知らぬ相手と取引する機会が増えてきています。
メルカリなどの主要サービスでは、匿名配送の仕組みが用意されており、安心した取引ができるようになっています。
しかし、そういったサービスを介さず、個人間で荷物やお金を送ったり送られたりする場合、自身の住所や本名が相手に知られてしまいます。
また、ネットショップ運営者やデザイナー、エンジニアなど自宅をオフィス代わりにビジネスを営む方（個人事業主やスタートアップ企業オーナー）も少なくありません。
自宅住所を宛名・発送元に記載して荷物を郵送したり受け取ったりすると、居住地が個人情報が相手に伝わってしまいプライバシーを守ることができません。
インフルエンサーとして活動している方も同様にプライバシー侵害のリスクに晒されています。
この記事では、住所や本名などの個人情報が伝わるのを回避したい方を対象に、住所がバレずに匿名で荷物やお金を送ったり受け取ったりできる方法についてご紹介していきます。
結論、ヤマト運輸のサービスとLINEを有効活用することで、自分の本名・居住地がバレることなく配送・受取が可能です。
画像付きで丁寧に分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください！
当サイトでは「バーチャルオフィスのレビュー記事」をご用意しています。気になるサービス名をクリック・タップすると、解説記事が表示されます。
また、バーチャルオフィスの基礎知識や選び方を知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
匿名・住所非開示での個人間取引はヤマト運輸、ビジネス用途ならバーチャルオフィスがおすすめ
いきなり結論から言ってしまいますが、
個人間の匿名取引にはヤマト運輸
ビジネス用途ならバーチャルオフィスがおすすめ
です。
個人間でヤマト運輸を使う方法としては、
- ヤマト運輸単体で行っているサービスの利用
- 「アズカリ」などのサードパーティサービスの利用
の2つの方法があります。
また、ビジネス用途の場合には、
- バーチャルオフィスの利用
がベストでしょう。都心一等地の住所を使用でき、荷物の受け取りに便利なサービスが充実しているからです。
>> バーチャルオフィスとは？（関連記事）
いずれもなかなか馴染みのない方法なので、イメージが沸きにくいかもしれませんが、一つずつ詳しく解説していきたいと思います。
- 東証プライム市場企業「GMOグループ」運営のバーチャルオフィス
- 都心を中心に、横浜・名古屋・大阪・京都・福岡の住所をビジネス利用可能
- 自宅兼オフィスで仕事をしている方やネットショップ運営者のプライバシー保護に最適
- 審査が早く、即日利用も◎
- 法人口座開設・法人登記にも利用可能
- 会議用の物理スペースが存在しない（提携サービスあり）
- 郵便物の即時転送はオプション料金が必要
ヤマト運輸を匿名配送の送受信に使う方法
「匿名配送でヤマト運輸を使う」と聞くと、「メルカリ」などのフリマサイトを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかし、フリマサイトなどを通さなくても、ヤマト運輸の匿名配送を使用することができるのです。
その場合のステップは、次のようなものになります。
ステップ1：クロネコメンバーズに登録する
ヤマト運輸の「宅急便をスマホで送る」サービスを利用して匿名配送する場合、依頼主は「クロネコメンバーズへ」の登録が必須になります。
ヤマト運輸のホームページから簡単にできるので、事前に登録しておきましょう。また、「Amazon」「Yahoo!」「楽天」のIDがあれば連携させられるので、新規登録がより簡単に行えます。
また、受け取り側のクロネコメンバーズへの登録は不要なので、楽で良いですね。
ステップ2：スマホでLINEグループをつくる
ヤマト運輸の匿名配送を使用する手続きは、LINEを通じておこないます。LINEをインストールしていない場合は、LINEのインストールから始めます。PC版のLINEでもOKです。
LINEが準備できたら、LINEグループを作成します。その場合は、送る相手や他の人を登録する必要がありません。
【自分しかメンバーがいないLINEグループ】をつくるのがポイントです。
手順を解説しますね。
LNEのトーク画面の右上の吹き出しマークをタップします。
以下のようなメニューが開くので「グループ」を選択します。
グループに追加する友達を選択するように促されますが、何も選択せず「次へ」をタップします。
グループプロフィール画面が表示されるので、グループ名を設定します。
このとき、グループ名を『ヤマト匿名配送』などの分かりやすいものに設定しておくと判別しやすくて便利です。
「友だちをグループに自動で追加」というメニューのチェックは外しておきましょう。入力を終えたら「作成」をタップです。
以下のような空のグループラインが表示されたら、次のステップに移りましょう。
ステップ3：クロネコメンバーズに情報を入力する
グループLINEをつくったら、クロネコメンバーズに戻ります。
クロネコメンバーズに、配送に関わる諸情報を入力します。
まずは、クロネコメンバーズの画面で「スマホで送る」をタップすると、
「宅急便をスマホで送る」の画面に移ります。「すぐにサービスを利用する」ボタンをタップしましょう。
「荷物を送る」画面に移るので、「通常・冷蔵・冷凍」から送りたい荷物の種類を選択します。
今回は「通常の荷物を送る」を選択したと仮定して話を進めます。
その後、「発払い・着払い」を選ぶ画面になりますが、「発払い」でないと匿名配送できないので、注意が必要です。
「発払い」を選択後、荷物の個数を選びましょう。
次の画面では、荷物のサイズや品名、取り扱いについて入力します。
画面下部の「次へ」をタップするとお届け先設定の画面に移ります。
ステップ4：相手に個人情報の入力を依頼する
以下の画面が表示されたら、「LINEでリクエストする」を選択します。
発送予定日選択の画面に移りますので、選択→決定をタップします。
次に、メッセージや個人情報の公開設定を行います。
メッセージは、どの取引に関する内容かが分かるような適切な文章を入力しましょう。
個人情報の公開設定は、「非公開にする」にチェックしましょう。チェックが入っていないと、相手に個人情報が公開されてしまうので要注意です。
必要に応じて、お届け完了eメール設定をしましょう。相手に荷物が届いたら、メールにてお知らせしてくれるサービスです。
受取人の名前を入力する欄がありますが、今回は匿名配送をするケースなので、適当な文字を入力しておきましょう。
取り引き日付＋案件名など、分かりやすい名前にしておくのが無難でしょう。
ここまで入力したら、「LINEの友だちを選ぶ」ボタンが押せるようになりますので、タップして次の画面に移ります。
LINEの宛先を選択する画面になるので、発送用につくった自分だけのグループ（ステップ2で作成した『ヤマト匿名配送』など）を選択し、画面右上の「転送」ボタンをタップします。
すると、届け先を入力するURLがLINE上に展開されます。
このメッセージをLINEやTwitter、InstagramのDMなどにコピペして、荷物を送りたい相手に送信します。
ステップ5：相手に届け先を入力してもらい発送する
メッセージを受け取った荷物の受取人に「配送先情報を入力するためのURL」にアクセスしてもらいます。URLにアクセスすると、以下のような画面が表示されます。
画面下の方には「ゲストで利用する」というボタンがあり、クロネコメンバーズの会員でない方でも利用可能です。
「ゲストで利用する」をタップすると以下の画面が表示されるので、OKを押してもらいましょう。
受取場所を選択し、次の画面で氏名・住所・連絡先を入力し、画面下部の「次へ」ボタンをタップします。なお、注意メッセージにあるように、入力した個人情報が発送主側に通知されることはありません。
↓↓↓
受取希望日時を設定したら、「次へ」をタップします。入力内容の確認画面が表示されるので、問題ないことを確認したら画面下部の「確認」ボタンをタップします。
↓↓↓
以下の画面が表示されたら、手続き完了です！
受取人によって配送先住所が入力されたら、クロネコメンバーズの「予約中の荷物を見る」メニュー内に、発送街の荷物情報が表示されます。
案件をタップし、「発送手続きに進む」ボタンをタップすると、発送場所の選択画面に遷移します。
↓↓↓
発送場所を選択し、「ここから送る」をタップします。
すると、荷物情報の確認画面が表示されるので、画面下の方までスクロールして「支払いへ進む」をタップします。
各種支払い方法が選択されるので送料を支払い、荷物を発送したら完了です！
以上で、ヤマト運輸を使って匿名配送が可能です。
自分が受け取る場合は、この記事のURLを相手に送って、ステップ1～5に沿って手続きを進めてもらいましょう！
アズカリを匿名配送の送受信に使う方法
また、荷物を匿名配送で送る場合には、サードパーティーサービスとして「アズカリ」を使うという方法もあります。
匿名配送サービスのアズカリについて
「アズカリ」とは、日本に本社を置く「ウェイブダッシュ」が運営する、代金の支払い代行・匿名配送の手配を行うサービスです。
「ウェイブダッシュ」は、行けなくなった観戦チケットの売り買いをできるサイトを持っていて、西武ライオンズや千葉ロッテマリーンズなどの公式・公認リセール企業として知られているので安心です。
アズカリでは、SNSやDMで成立した個人間の品物やお金のやり取りを、専用アプリで行えます。
商品到着までアズカリが代金を「アズカって」くれるので、詐欺やドタキャンなどお金のやり取りに対する不安を取り除くことが可能です。
大まかな流れは以下のとおりです。
詳しくはこのあと解説します。ここから説明する内容は、YouTube公式チャンネルでも解説してくれていますので、あわせてご覧ください。
ステップ1：「アズカリ」のアプリを入手する
自分のスマホなどに、AppStoreかGoogle Playで「アズカリ」をダウンロード・インストールします。
ダウンロード・インストールは無料で行えるので安心です。
次に、アズカリのアプリを開き、会員登録を行います。会員登録をする画面に、生年月日や電話番号を入力していきます。
ステップ2：「約束メモ」を作成する
会員登録が完了したら、「約束メモ」を作成します。
約束メモを開いて、「売る人」を選択したのち「商品代金」「支払い期限」「提供日」「提供方法」「詳細説明」などの項目を入力します。
必要事項を入力したら、「取引相手に送る」をタップします。タップして送信が完了したらこのステップは終了です。
ステップ3：相手の支払いを待って商品を発送する
約束メモの内容に同意できたら、取引相手は支払いを済ませます。
お金が支払われると、アズカリ運営にて「ロック」されます。この「ロック」は、発送主がお金だけを引き出して逃げてしまうといったリスクを回避するためのものです。
「ロック」が完了したら、発送者側にPUSH通知でお知らせが届きます。
発送者は支払いを確認したら、コンビニやヤマトの営業所に行き、設置してある情報端末の案内にしたがい、スマホに表示した2次元コードをかざして送り状を発行します。
送料は事前に決済されているので、発送する際の支払いは不要です。送り状と荷物を窓口に持って行き、ヤマト便で取引する商品を発送します。
ステップ4：お金を受け取る
商品が無事発送され商品を受け取ると、取引相手は「ロック」を解除します。
すると、手数料を引かれた取引代金を受け取れるようになります。入金状況を確認し、必要に応じて出金処理をおこないましょう。
アズカリの料金体系
気になるアズカリの利用料金ですが、次のような料金体系になっています。
| 取引価格 | 取引利用料 |
| 売る人利用料 | 買う人利用料 |
| 15,001円～ | 取引金額の3.3％ |
| 3,001~15,000円 | 550円 |
| 300～3,000円 | 550円※キャンペーン時は0円 |
最低取引価格は300円になっています。
取引手数料は「取引金額の3.3％」と、高く感じるかもしれません。しかし、メルカリの10％という手数料に比べると低いですね。
さらに、キャンペーンの終了期間は未定ですが、3,000円までの取引は手数料が無料になっています。
個人間の取引は金額が3,000円未満のことが多いので、コストを抑えることが可能になります。
また、出金をするときの手数料は、次のとおりです。
- Amazonギフト券の場合：0円
- 口座振り込みの場合：出金1回につき220円
Amazonギフト券番号はウオレットの金額が15,000円以内の場合に利用が可能ですが、有効期限は発券から10年になっているので、期限切れの心配がなくて安心です。
さらに。口座振込は複数の取引をまとめることができるので、手数料を抑えることが可能です。
ビジネス用途の場合はバーチャルオフィスの住所を使うのがおすすめ
これまで、住所バレせずに荷物を送ったり受け取ったりする方法をご案内してきましたが、どちらともLINEを使用する方法でした。
個人で荷物やお金のやり取りを安心・安全にできる方法としては、このふたつの方法は非常におすすめとなります。
しかし、個人事業主や企業として取引を行う際、LINEを使う方法は非現実的ではないでしょうか。
そのような場合には、バーチャルオフィスを使用することが選択肢のひとつとして考えられます。
バーチャルオフィスを利用するメリットとして、配送元の住所として使ったり、郵便転送サービスを使って指定した住所に荷物を転送したりすることが挙げられます。
また、バーチャルオフィスは銀座や新宿、渋谷などの一等地の住所をビジネスに利用できます。とりあえず住所だけ借りたい！というニーズに応えてくれるサービスですので、ぜひ検討してみてください。
当サイトでは「バーチャルオフィスのレビュー記事」をご用意しています。気になるサービス名をクリック・タップすると、解説記事が表示されます。
また、バーチャルオフィスの基礎知識や選び方を知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
まとめ
住所バレせずに荷物を送ったり受け取ったりする方法について、お分かりいただけましたでしょうか。
住所は大切な個人情報になります。余計なトラブルに巻き込まれないためにも、住所がバレないようにしたいものですよね。
個人間取引の場合はヤマト運輸の匿名配送の仕組みやアズカリ等のサービスを、ビジネスの場合はバーチャルオフィスの住所を利用することで、プライバシーを保護しながら荷物の郵送・受取ができますよ。
バーチャルオフィスを利用する場合は「GMOオフィスサポート」がおすすめです。
この記事を参考にして住所バレせずに、安全・安心に荷物を送ったり受け取ったりしてみましょう。
>> おすすめのバーチャルオフィス「GMOオフィスサポート」とは？
- 東証プライム市場企業「GMOグループ」運営のバーチャルオフィス
- 都心を中心に、横浜・名古屋・大阪・京都・福岡の住所をビジネス利用可能
- 自宅兼オフィスで仕事をしている方やネットショップ運営者のプライバシー保護に最適
- 審査が早く、即日利用も◎
- 法人口座開設・法人登記にも利用可能
- 会議用の物理スペースが存在しない（提携サービスあり）
- 郵便物の即時転送はオプション料金が必要
