最近では老舗の大手企業でも続々と副業を解禁し、副業することがさほど珍しくない時代です。
女性の方でも副業を行う人が多くなっていて、副業に関心のある人も多いかもしれませんが、副業はもう時代遅れだという意見もあります。
そこで、女性の方におすすめしたいものが「プチ起業」。
「プチ起業」という言葉は聞きなじみがないかもしれませんが、見てのとおり「小さく起業する」ことを指します。
「プチ起業でおすすめの仕事は?」
「プチ起業にリスクはないの?」
「メリットやデメリットは?本当にやるべき?」
実際に検討をするにあたっては以上のような気になることがたくさんあると思います。
この記事では、本業を持つ傍ら、すきま時間を活用して事業を営んでみたいと考えている女性に向けて、女性におすすめの「プチ起業」についてご紹介していきます。
そもそも、プチ起業とは?
そもそも、プチ起業とは「小さく起業する」ことを言います。具体的には、経営者として個人で小規模なビジネスを展開して、売上や収入を得ます。
一般的な起業では、お客様に物やサービスを販売するために、自分で会社を作ります。その際に、設備投資をしたり従業員を雇ったりもします。ですから、少なくない費用が必要になり、リスクも大きくなります。
これに対し、プチ起業ならば、会社を作ったり従業員を雇ったりする必要がありません。自分ひとりでこなせる量の仕事をして、必要な分だけの収入を得ることができます。
なぜ女性にプチ起業がおすすめなのか?
プチ起業は女性にオススメと言われていますが、それはなぜなのでしょうか?
それは、女性の社会での在り方に大きな関係があります。
不確実性の高い現代社会では、会社員としてキャリアを積んでいたとしても、その立場が危うくなる時がやってくる可能性があるものです。
これは男性にも言えることですが、とくに女性の場合は出産や育児などで、強制的にキャリアを中断せざるを得ないケースがあります。
さらに、一旦キャリアが中断してしまうと、社会復帰が難しくなってしまいます。また、子育てをしながら働くにしても、子どもの体調や都合に振り回されることも多くなります。
このようなことに対応するためには、自分のペースで働ける仕事に就くことが必要になります。しかし、自分のペースで働ける仕事を見つけることは、なかなか難しいことが現実です。
だからこそ、自分で会社をつくる「起業」、とくに「プチ起業」がおすすめになるのです。
女性がプチ起業するメリット
女性におすすめのプチ起業ですが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
開業費を抑えられる
プチ起業は、「プチ」の部分が一般的な起業との大きな違いになります。
会社を作って起業をすると、設備投資や雇用のために「大きな費用」がかかります。しかし、プチ起業は小さく始められます。
設備投資をする必要もなく、従業員を雇うこともなければ、開業費を大幅に抑えることができます。さらに、初期費用以外のランニングコストも少なくて済むことも魅力です。
自分のペースで仕事ができる
プチ起業では、業務量を自分で調整することができます。ですから、自分のペースで仕事をすることが可能になります。
一般的な起業の場合、店舗や事務所を借りてしまうと、家賃を支払わなければなりません。さらに、従業員を雇った場合は、従業員に給与を支払う必要も出てきます。
すると、その費用を賄うために、たくさんの仕事をこなすことや、やりたくない仕事をすることにもなります。
しかし、店舗などや従業員を必要としないプチ起業の場合は、自分のペースで仕事を進めることができます。
効率的に知識吸収やスキルアップができる
プチ起業をすることで、効率的に知識吸収やスキルアップができます。
会社員は、自分の仕事に責任を持って業務を行います。しかし、他の人の仕事や会社全体の利益を意識する機会は少ないものです。
しかし、プチ起業をすると自分は経営者になります。利益を得る方法などを自分だけで考えなければなりません。
さらに、経理や事務業も自分だけで行うので、実践を通じて、さまざまな知識を短期間で身につけることができます。
女性がプチ起業するデメリット
プチ起業にはメリットが多くありますが、デメリットも存在しています。とくに、女性ならではのデメリットもあるので、把握しておくようにしましょう。
自分の力だけで事業を進めなければならない
プチ起業をすると、良くも悪くも独力で事業を進めなければならなくなります。経営や経理、営業活動までも、すべて自分自身で行わなければなりません。
頑張った成果はすべて自分だけの成果なので、やりがいは大きくなるでしょう。しかし、思ったような成果が挙げられない時には、迷いや不安も出てくることでしょう。
ビジネスについて相談する相手が身近にいたりすれば違いますが、女性の場合はそのような相手を得にくいものです。
これを解決するには、起業家の集まりに参加したりして、相談できる相手を見つけておきましょう。
肉体的・精神的な負担が増えることがある
プチ起業をする際に会社を辞めることもあるでしょうが、リスクを考えると、辞めないという選択もあります。
その場合には、会社員をしながら帰宅後や休日に仕事をすることになります。すると、ゆっくり休息する時間がとりにくくなり、肉体的な負担が増えることになります。
ご家族がいて自宅で起業する場合には、家事も一手に引き受けることになります。これも、肉体的な負担が増す原因になるでしょう。
また、プチ起業は自分が経営者なので、すべてのことに責任を持つ必要があり、精神的な負担も増えます。
通勤や人間関係のストレスは減らせるかもしれません。しかし、会社では気の合う同僚などとのちょっとした会話で、リラックスできる場合もあります。それがなくなるので、精神的にキツイと感じることもあるでしょう。
プチ起業を成功させるためのポイントとは?
女性がプチ起業を成功させるためには、次のようなポイントを押さえておくことが必要になります。
自分の得意なこと・苦ではないことを選ぶ
プチ起業でもお客様を相手にするので、真剣にビジネスを行う必要があります。自信を持ってビジネスを行えるよう、自分の得意なことや苦にならないことを選ぶようにしましょう。
過去の経験が転用できる仕事をする
まったく新しいことをビジネスにしようとしても、なかなか難しいものです。今現在自分が行っている仕事や過去にしていた仕事など、自分の経験を転用できる仕事をするようにしましょう。
挑戦してみたかったことを選ぶ
「プチ」とは言っても、起業するということは経営者になるということです。リスクは少ないと言っても、たいへんな覚悟は必要になります。そんな機会ですから、後悔がないように、挑戦してみたかったことに取り組みましょう。
生活リズムやライフスタイルを崩さない
起業したからといって無理をしすぎても、健康を害したり家族に大きな負担をかけてしまったりするようでは、事業を永く続けることはできません。生活リズムやライフスタイルを崩さないプチ起業をするようにしましょう。
失敗したときのダメージを最小化する
プチ起業は一般的な起業よりは、費用は抑えられます。しかし、まったく費用が掛からないわけではありません。失敗したときにダメージを最小化できるように、まずは小さく始めましょう。
在庫を抱えないビジネスを選択する
販売する商品を仕入れるには、多額の費用が必要になります。さらに、ビジネスがうまくいかなかった場合、在庫は不良在庫になってしまいます。在庫は持たないビジネスを選択するようにしましょう。
女性のプチ起業におすすめの仕事を5つ厳選
女性のプチ起業におすすめの仕事は、次のようなものになります。
Webデザイナー
Webデザイナーは自宅で作業できます。さらに、成果物をインターネットでやり取りできます。初期投資はパソコンやソフト代で済みますが、専用のソフトを使いこなすスキルが必要になります。
Webライター・ブロガー・アフィリエイター
企業や個人からの依頼を受けて、記事を作成する仕事です。簡単なパソコンスキルがあれば可能ですが、文章力が必要になります。
結婚相談所・婚活カウンセラー
ご自身の結婚生活や婚活の経験を活かした、結婚相談所や婚活カウンセラーもプチ起業に向いています。Webでも行えるので、事務所がなくても展開することが可能です。
ハンドメイド作品のネット販売
自分が作ったハンドメイド作品を、ネットで販売します。在庫を持つ必要はありますが、自分でつくったものなので、費用は抑えられます。趣味と実益を兼ねることが可能です。
コンサルティング・オンライン講師
オンライン講師では、自分の得意分野を教えて収入を得ることができます。ビジネス系の技能を持っていれば、コンサルティングすることも可能になります。
「バーチャルオフィス」でプチ起業のプライバシー保護・固定費削減
女性がプチ起業をする際には、バーチャルオフィスの活用がおすすめになります。
「バーチャルオフィス」とは、実際のオフィススペースを持たずに、郵便物や電話に関しての対応を受けられるサービスのことです。とくに、経営者が女性の場合には、プライバシーやセキュリティに気を配る必要があります。
バーチャルオフィスでは住所や電話番号を借りられるので、自宅の住所や電話番号をオープンにすることなく、ビジネスを行うことができます。
貸会議室などのサービスもあるので、クライアントなどとの打ち合わせに使用することも可能です。
とくに都心の一等地や京都などの特徴ある地域の住所を使用できるので、顧客やパートナーからの信頼度も高くなり、ビジネスの成長にもつなげられます。
当サイトでは「バーチャルオフィスのレビュー記事」をご用意しています。気になるサービス名をクリック・タップすると、解説記事が表示されます。
また、バーチャルオフィスの基礎知識や選び方を知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
まとめ
「プチ起業」して自分自身が経営者になれば、収入を増やして老後資金の足しにすることができます。さらに、定年後やリストラに遭ってしまった場合でも、収入を得る手段になります。
この記事を参考にして女性に適したプチ起業を始め、充実した毎日と収入を手に入れましょう。